桜井浩子グラフィティ

こないだの勢いで。
あえてQとマン以外の円谷作品にゲスト出演したものを選んでみました。

快獣ブースカ」第18話「こちらブースカ110番」より、交通安全の啓蒙に目覚めて「緑の快獣」となったブースカを取材しに来たYYテレビのリポーター。
ほんのチョイ役だったが、由利ちゃん同様ジャーナリズムの世界に生きる女性なんですねw

かの有名な「ウルトラセブン」幻の12話「遊星より愛をこめて」より、実は恋人が宇宙人だったという悲劇のヒロイン・山辺早苗。
実相寺監督は前作「ウルトラマン」では真珠にこだわる女心を執拗に描くわ和服や喪服を着せるわ、かなり桜井さんをフィーチャーしていたが本作で監督なりの桜井さんの「本当の使い道」を掴んだようだ。

「マイティジャック」第9話「地獄への案内者(ガイド)」より、泉江里子。
死んだはずの恋人が記憶を消された殺し屋となって生きていたという、これも悲劇的な役だが、仲間に内緒で一人で恋人の行方を追おうとするなど、恋に一途ながら行動的な女性として描かれている。
今回取り上げた中では最もアキコに近いキャラクターといえるが、そういった印象を強く受けるのは二瓶正也との絡みが多かった事とも無縁ではないだろう。

怪奇大作戦」第4話「恐怖の電話」より滝口令子。
前述した実相寺監督の「桜井さんの使い道」が明確化したのが本作。由利ちゃんやアキコ隊員が見せる明るさや気丈さとは対極をなす、儚げにも程がある薄幸キャラ!
眼前で父親が突然焼死、そのトラウマが癒えぬまま岸田森に拷問のような取調べwを受ける、憂い顔が何ともたまらないドS心をくすぐりまくるキャラに大変貌。
この後「曼陀羅」などの実相寺監督の一般映画ではもっと大変な目に遭わされてしまうが、コブラ塾はこう見えてよい子の見るブログなので詳細は割愛!w
ちなみに先のトークショーで「京都買います」の須藤美弥子とどちらを演りたかったかという話題になり、「当時の自分だったらやっぱり滝口令子。もう少し経験を積んで大人っぽくなったら須藤美弥子も演りたかった」とおっしゃってました。
桜井さんの須藤美弥子か〜それも見たかったかも!!

ミラーマン」第24話「カプセル冷凍怪獣コールドンに挑戦せよ!」より、女インベーダー。
円谷作品では唯一の悪役!しかもご覧の通り、異様にサマになってます。
キャスティング時のいきさつやモチベーション的な事をトークショーで質問してみたかったが、指されずじまいでしたw

ウルトラマンレオ」第30話「怪獣の恩返し」より、美貌の怪獣・宇宙鶴ローランこと星村かな子。
自分を助けてもらった黒部進演じる自転車屋父子の前に恩返しに現われた怪獣の役で、「鶴の恩返し」をベースにした第2期ウルトラ名物・民話シリーズの一本。
近未来SF路線だった頃の主役級二人が、第2期ならではの熊谷イズムあふれるファンタジックな世界の住人を演じた事は、両方のファンとして非常に感慨深い。
それにしても「レオ」という作品はストーカーされるわ謎の連れ子はいるわと、歴代ウルトラヒロインが宇宙人とワケアリ?に陥るパターンが2話連続で続いたわけだw
ちなみに先のトークショーで桜井さんは「役としてはハヤタ隊員は素敵な男性。でも個人的にはタイプじゃない」と申しておりましたw