アルバレン問題についての追記


決定的な根拠はないんだが、キューガ大佐もアルバレン同様、ヒューマンの没デザインの流用なんじゃないかと思っている。
塾長がそう思った要因は3点。

1.バンキッドの宇宙人のデザインは基本的に、全身と頭部の二種類のデザインが存在するが、キューガはアルバレン同様、全身のデザインしか確認されていない。

頭部デザインが確認されていないのは他にユーブロ少佐、ケイタボ少佐など結構いるので説得力はイマイチ…。

2.四年前に青森県立美術館で開催された展覧会「怪獣と美術」で出展されたバンキッド宇宙人はアルバレンとキューガのみで、筆致やメモ書きからして同時期にデザイン(または提出)されたっぽい。

これも偶然だとか主観だとか言われたらオシマイやね。
でも、アルバレン同様キューガのデザインコンセプトは明らかに他のバンキッド宇宙人と違うような気がするんだよな〜。というわけで最後の決め手が次。

3.デザイン画や実際の造形物を見ても分かるように、キューガは中に入る役者よりも高い位置に頭が置かれており、巨大さを演出するジャンボマックス方式(?)が採用されている。

以前紹介したシビレッタやバイク怪獣同様、こういったギミックを用いた手法は明らかに舞台映えを考慮するヒューマン怪獣のコンセプトではないのか?!
そう考えると、アルバレンもキューガと同じような路線でデザインされたのではと思ってしまう。
元々これら二体は、舞台という制約の中で新たな宇宙人デザインを模索していた成田先生の習作の一部だったのでは、というのが塾長の見解。
どー思う?!