2011-06-04から1日間の記事一覧

ファイヤーマンその3・朱川審!4 歌を忘れたカナリヤ

天女のような白装束に身を包み、湖で無邪気に水を浴び、「太郎」なる恐竜を愛する、「歌を忘れたカナリヤ」を歌う他は一言も言葉を発しない、良く言えば純真無垢な、悪く言えば白痴的*1ですらある不思議な少女。 水島は彼女に恋心を抱いた。 彼女もまた老博…

ファイヤーマンその3・朱川審!3 哀しき演者たち

「科学」という人々を幸福にするための力を持ちながら、かつては日本に、今また宇宙人に武力として利用され、失意のあまり世捨て人同然となった老博士。水島の祖父である。 喋る喋る、とにかくよく喋るバローグ星人。笑い声も下品で不快極まりない。 水島博…

ファイヤーマンその3・朱川審!2 色彩の世界

戦闘機マリンゴンで宇宙を航行中の岬と葉山の前に現われた、薔薇の形をした光雲。 ガチガチの科学考証に囚われていては絶体に発想できない、夢のある素晴らしいイメージではないか。 「SF」と一口に言うが、それを「限りなくリアリティを追求した擬似科学の…

ファイヤーマンその3・朱川審!1

岸田森は、帰ってきたウルトラマン第35話「残酷!光怪獣プリズ魔」に次ぐ2本目のシナリオを「ファイヤーマン」に残している。 それが朱川審のペンネームで書いた第12話「地球はロボットの墓場」である。 岸田森独特のイメージと世界観によって、ひときわ異…

樹木希林・そのアバンギャルドすぎる結婚歴

ちょうど岸田森の特集してるところへロックンロールなタイムリーネタが舞い込んできたな〜。 というわけでファイヤーマンの特集に行く前に、昭和44年の女性セブンより岸田森と悠木千帆(現・樹木希林)の離婚記事をちょっと紹介w 二人で腕を組んで登場、終始…