第1回・ミラーファイト

big-cobra2011-06-09

第2病棟の名物コーナー(?)「全怪獣怪人補完計画」が帰ってきた!
我らアラフォー怪獣少年の魂のバイブル・今はなき勁文社の「全怪獣怪人大百科」に完全収録されなかった作品を補完してしまおうという企画です。
某アニメ丸パクリのコーナー名が今思うとすげー恥ずかしいんだが、これ以上企画の趣旨を分かりやすく表したネーミングは無いのでとりあえずこのコーナー名で行かせてもらいます。何かイイ名前があったらコメント欄で教えてくれい!
さて初っ端から再録ってのもナンなので、「レッドマン」は次回に回すとして今回は「ミラーファイト」を特集!

ザイラス
レギュラー怪獣四バカ大将の中では最も出演回数の多い、ミラーファイトの顔的存在。

それだけあって実力も確かで、「何かが狂ってる」では他の3匹との4wayマッチに勝利して彼らに神輿を担がせるなど威張り散らすが、結局総スカンを食らってしまう。
そして「やっぱりミラーマンがおいら達の大将だ〜!」とトップ画のオチへ…一体どうなってるんだろうねェこのお話?!(横山あきお調で。ブンドラ!)

「火炎地獄に何を見た」ではアロザとノアの喧嘩の仲裁に入る一面も。

「怪獣武士道」ではさすらいの素浪人を貫禄タップリに演じるが、アロザの弟子入り志願を断ったために逆ギレされ、コテンパンにのされてしまう。


ウルトラファイトからの伝統とも言える恋愛モノ「怪獣恋唄」では一番オイシイ女役を演じ、「男ってバカ!」の名言を残す。

「怪獣葉がくれ忍法」はこれまたウルトラファイトからの伝統と言える「怪獣が特訓して新技を編み出す」話。ザイラスは葉がくれ忍法を会得してミラーマンに善戦するも惜敗、「術に溺れるなよ」とのアドバイス(?)を受ける。

アロザ、ノア
ザイラス同様、撮影用の本物だと思われるが、イイ感じに脱力感溢れるくたびれ具合が何ともラブリーな、四バカ大将の二番手と三番手。

前述した「火炎地獄に何を見た」で戦いの果てに友情が芽生えたのかコンビで二度もミラーマンに戦いを挑んでいるが、「ミラーマンを総括しろ!」では負けた腹癒せにミラーマンのソフビに八つ当たりする場面も。



「怪獣紋太郎何処へ行く」では、アロザ演じる木枯し紋太郎が「あっしには関わりのねぇ事でござんす」の決めゼリフを無視してまとわりついてきた挙句、無愛想な態度に逆ギレして襲いかかってきた「紋太郎ヲタ」のザイラスとノアを返り討ちにしてしまう。
ハロヲタの塾長としては、ザイラスとノアの行動に「コンサ最前列で掲げたボードに対するレスが悪かっただけで」「握手会で自分の事を覚えていてくれなかっただけで」ヲタをやめてしまうという自分勝手にも程がある異常なファン心理が見え隠れしてしまい、どうしても紋太郎に同情してしまう。


悪質ヲタを叩きのめした紋太郎、ニヒルにキメようとするも楊枝が自分の足に刺さり「痛いよオカーチャン!」
…こういうギャップがヲタには「萌え〜」なんでしょうなw

コールドン
四バカの中では比較的カゲの薄い彼だが、「ミラーマンの仮面を剥げ!」でニセミラーマンを演じて一躍スターダム(?)に。
かのグレート・ゼブラを遥かに凌駕する、ニセミラーマンの正体不明っぷりを見よ!
正体がバレるのを恐れて、得意の冷凍ガス攻撃を思いとどまった…という描写は残念ながら無いw

「本物よりイイ顔だなあ」とはご本人の弁。
本編では哀しい宿命を背負った孤独なヒーローも、「ミラーファイト」の世界では強くて小粋な怪獣たちのアニキだ。


ゴルゴザウルスβ
事実上の最終回「怪獣ハンターは二度死ぬ」にのみ登場。
「怪獣たちによる怪獣ごっこ」とも言うべき、明るく楽しい「ミラーファイト」の世界に突如現われたガチ悪役。
無抵抗なザイラス、コールドンらレギュラー怪獣たちを次々と惨殺する様は、彼らとの格の違いを見せつけるというより、例えるなら長谷川町子の「サザエさん」の世界に池上遼一タッチの殺し屋が乱入して殺戮を繰り広げるような、イヤなものを見せられた感すら覚える。

ゴルゴザウルスβに殺された怪獣の死骸として、ペアモンスキングの頭部が!
中の人が動きやすそうな怪獣しかいないこの世界に、実はドドンゴ系の怪獣もウロウロしていたと思うと、何かワクワクしませんか?!
あ、俺だけ?あっそ…