新日本プロレスを創成期より支えた「鬼軍曹」山本小鉄さんが亡くなりました…。
ヤマハブラザーズをギリギリ知らない世代である塾長としてはやはり解説者としてのイメージが強い。
著書のタイトルにもなった「あっ、ちょっと待ってください!」のフレーズに代表される古舘アナとの絶妙なコンビネーションもさることながら、レスラー当事者だからこそ知りえる、細かく分かりやすい技術解説は当時の塾長のような「プロレス少年」の胸を熱くさせるのに充分な説得力があった。
さらに若き日の前田日明小鉄さんの車の音を聞いただけで震えあがった等々、数々の鬼軍曹エピソードは「道場神話」と結び付き、当時の新日本プロレスが掲げていたキング・オブ・スポーツとしてのイメージ作りに多大な貢献をしたと言えるだろう。
昨日、のちにプロレスラーに転向した柔道王アントン・ヘーシンクの訃報があったばかりなのに、また昭和の名選手が旅立たれました…。
謹んでご冥福をお祈り致します。