ダウンタウンDX」に娘。の誇る二大カリスマブロガーwがダブルJを伴い参戦!
ようやくさゆだけでなく他メンを抱き合わせてくれたのはいいが、やはり経験不足が露呈した感は否めないな。

れいなの喋りは長くて一本調子なのでチョット分かりづらい。
自分の話を好意的に聞いてくれるホームでの話し方は通用しない事を自覚すべきだろう。
まあ人一倍バラエティ願望が強かったし、頑張って喋ろうとした気持ちが先走り過ぎたのかもしれないがな。
次からもっと落ち着いて経験を重ねれば、話を短く簡潔にまとめたりオチを際立たせる為の抑揚や間の取り方も覚えられると思うのだが、「次」があるような結果を残せたとはとても言い難いだけに心配である。
でも興奮して途中からいきなり訛り出すのは良かったね。浜田にツッコませたのは殊勲モノです。
塾長は以前かられいなは博多弁を前面に出すべきと訴えていたが、今回のように感情が盛り上がった「ここぞ」の場面で繰り出すとより効果的だ。スベった時もそれに助けられるかもしれないし。
あと前面に出すといえば、ドサクサに紛れて自分も毒舌キャラにしてしまってはダメだ。
これはもう絶対にダメだ。
確かに思った事をストレートにズケズケ言うタイプの人ではあるが、それを毒舌というのは明らかに違う。
さゆれなが下ネタを普通に言えるのは、二人が毒舌キャラだからではなく、ある程度の年齢である事と二人の開けっぴろげな性格、そして同期ゆえの仲良しノリによるところが大きいのではないか。
さゆのブレイクにより危惧された弊害。それはメンバー皆がさゆのように毒を吐けばウケると勘違いしてしまう事。
モーニング娘。の最大の魅力たる、様々な個性の集合体である事を自ら否定するのは愚の骨頂という他はない!
れいなの話にそういった思惑が見え隠れしているのが不安だ…。


ダブルJの見せ場はオバケ話で突っ掛かった程度…ウドの暴走に目を剥いて驚くリアクションは面白かったが。
さゆに至ってはいつものルーティンをこなすだけで、バラエティに慣れない他の二人を活かすフォローは出来なかった。


思うに三人共倒れの原因はトークネタ選びに尽きるのではないか。
話すエピソードを誰が決めたのかは知らないが、今回の出演メンバーがこの三人である以上、

1.さゆが話す、れいなとダブルJに関する話
2.れいなが話す、さゆとダブルJに関する話
3.ダブルJが話す、さゆとれいなに関する話

のいずれかが望ましいのは言うまでもない。
そして語り手は、日本語の拙いダブルJや既にある程度知名度のあるさゆよりも、れいなの方が新鮮さやアピールの面でも相応しい。
よってパターン2を選択したのは大正解であるが、同じ理屈でオチを担うのがさゆであってはいけないのではないか。
れいなが話し、それに対しダブルJがカタコト全開で猛然と抗議、そして二人をさゆが治める展開が現時点では理想だ。
最後はダブルJが混ぜっ返してくれたから良かったものの、今の娘。に課せられた使命の重さを考えると結果オーライで済ませていい話ではない。
それにしてもライブでの出来事なら何でもいい、自由度の高いトークテーマなのだから、もっと他に何かなかったものか。特にダブルJはそういうネタに事欠かない人なのだが…。


あと周知のように、出演者の多いこの番組では各ゲストが話す機会が限られてくる。
これは完全な塾長の邪推だが、最近のこういった番組にさゆが出演する際は、台本なりカンペなりで必ず「いつものアレ」に持ってくよう指示が出ているのではないか?
今回の下ネタのくだりに限らず、たまに入りが強引だなと思う時がある。
あるいはさゆ自身が必ず一回はアピールするよう心がけているのか?
確かにキャラをダメ押しに近いレベルでもアピールしていくのは大事だが、時と場合により融通を利かすのも必要だ。


…本当のところは分からんが、事実この僅かなチャンスの一つを「さゆのいつものアレ」に費やしてしまった以上、余計に他メンを引き立たせるのは難しいと言わざるを得ない。
やはりこの番組に三人は多かったかもしれないな。そんな事言ってられない状況なのは分かってるけど…。