ネットラジオ特集記事Part4

4曲目は「東洋の神秘」ザ・グレート・カブキのテーマ「ヤンキー・ステイション」。

入場シーン00:00〜01:58くらい。
この曲についても言いたいことはハンセンのテーマと同じく、卓越したコラージュセンス!
冒頭は人間国宝でもある歌舞伎長唄囃子方堅田喜三久による「その六・翔り」(このあたりは青島先生からも一家言あるかも)。
囃子がフェードアウトすると同時に、何と世界の空軍のジェット機の勇姿をまとめたドキュメンタリー映画「世界の空軍ドッグファイト」のサントラから「Who Comes In Anger」の冒頭部分をブリッジにして同じくサントラ曲「ヤンキーステイション」に突入!
「何でカブキなのにヤンキー?」と疑問に思っていた方は多いだろうが、実は元ネタがそういう映画のサントラだったからなのです。
このミスマッチぶりも、いわゆる「欧米人が勘違いした日本のイメージ」から生まれたカブキのキャラクター造形と妙に符合してるのが非常に面白いと思う訳です。

これはちょいとチープなカバーバージョン。
もちろん商品化はされていないので、昔はこういうのでガマンするしかなかったのですよ。


冒頭部分は下記リンクのCDに収録されてます。


ドッグファイト」のLPジャケット。
残念ながらCD化はされてませんが、「Who Comes In Anger」及び「ヤンキーステイション」のみ下記リンクのCDに収録されております。