運命の9・30

big-cobra2014-09-30

奇しくも、ちょうどジャイアント馬場アントニオ猪木のデビュー54周年にあたる今日、モーニング娘。の新メンバーがついに発表されました。
ものすご〜くヘンな言い回しだが、今回の12期メンバーは5期メン以来の「道重さゆみのいない状態でデビューする新メンバー」である。
なんでわざわざこういう言い方をしたかっつーと、5期まではいわゆる黄金時代の真っただ中。「デビューした時点でスターになる事を約束された存在」であるのに対して12期は、それ以降の長い低迷期を経て、ようやく道重さゆみがここまで引き上げたモーニング娘。を道重抜きでさらに発展させなければならないという、「スターになる事を義務付けられた存在」という決定的な違いがあるからである。
彼女らが背負わされた十字架の重さが半端ではない事は明白…まさに今後の娘。の運命を決定付けるオーディションのはずだったが、それを知ってか知らずか武道館での発表まで、途中経過を一切報道・公開しないというキャツらにしては異例の展開。
とにかくヲタ衆のヤキモキぶりは尋常ではなく、先週末の我が盟友・青島玄武氏とのネットラジオでは急遽放送予定を変更し、スマイレージも合わせた「研修生から誰が選ばれるか大討論会」を開催したほど。
塾長も塾長で、個別握手会で次期リーダーと目される現サブリーダーの譜久村聖ちゃんに「研修生から何人娘。に入ると思う?」と聞いたところ

ノノ?' _l')<・・・・・

塾長の右手首を必殺のフクムラロックでガッチリ決めながら虚空を仰ぎ、こちらのただでさえ短い握手時間を全く無視した熟考w

(塾 長)<えっと、あの・・・

当然持ち時間はあっさりと過ぎ去り、スタッフに剥がされ出口まで連行された時、突如フクちゃんがキッとこちらを見て、背伸びしてスタッフの肩越しから塾長に対し

ノノ?' _l')<2人!・・・いや3人!・・・あ、あ、あ、やっぱり2人!2人!!

参考になったかどうかはともかく、フクちゃんのハロプロに懸ける真剣な思いだけはたっぷり堪能出来たという次第w


さて、そんな悲喜こもごも(?)を経てついに発表された新メンバー、出てこいやあ!

尾形春水(おがた はるな)高1(15)大阪府出身
意外にも初の大阪出身メンバーで、エースりほりほ、赤羽橋の逸ノ城ことズッキ、そして小田ステッグマイヤーとタメ。
高橋大輔織田信成と同じリンクで練習したこともあるという、かなりハイレベルなフィギュアスケート経験者らしく、身体能力に関しては不安ナシと見ていいだろう。

野中美希(のなか みき)中3(14)静岡県出身
まーどぅーコンビとタメだが、英会話が得意な帰国子女という、恐らくは歴代でもトップクラスかもしれない「かしこ」さん。ステッグマイヤーの称号は彼女のものか?(そんなん俺しか言ってないけど)
まず以上の二人は一般公募枠。前述したように彼女達がこうして新メンバーとしてステージに立つまでの過程が全く分からないので、今のところはこちらもプロフィールだけで様子をうかがうしかない。

羽賀朱音(はが あかね)中1(12)長野県出身
こちらは研修生から「コブラ塾長枠」として抜擢(大嘘)。
全く予想はしてなかったが、船木結と並んで研修生の中でも以前から気にかけていたので素直に嬉しい。
笑顔が苦手だったり、見た目に反してちょっとアンニュイなところが面白い。船木じゃなくて羽賀を選ぶあたり、やっぱつんく♂だなあ〜。
あと字が異様に上手いと思っていたら、書道が得意で何と鞘師を上回る段位らしい。書道だろうが何だろうが、「エースを焦らせる存在」の加入は大歓迎だ。


牧野真莉愛(まきの まりあ)中2(13)愛知県出身
こちらも研修生から、ダークホースと言っていいだろう。
さゆ大好きっ子で、実際に道重本人からも寵愛を受けているので「ソレ枠」との噂もちらほら…いや道重さんへの枕ならドンドンやってくださいw
まあ冗談はともかく、とても品のある顔立ちと育ちの良さそうなところ、そして道重さゆみに憧れる審美眼が塾長的に大変好印象でございます。

本命と言われた段原や佐々木が落選したところを見ると、今回の主たる選考基準は「伸びしろ」の大きさといったところか。
ある意味娘。の原点に還った選考と言えるが、こうなると一般公募枠2名の歌やダンスのスキルが気になる。
改めて4人の顔ぶれを俯瞰で見ると、まことにアイドルらしい、大向こう受けする美少女を取り揃えた印象だが、そういう可愛いだけのアイドルなら他にも腐るほどいるわけで。
道重さゆみが遺した、モーニング娘。がこれから戦い続けるための最大の武器といえば、やはり「一般的なアイドル」とは一線を画したハイクオリティな歌とダンスである。確かにアイドルにとって可愛さは重要…というか当たり前の要件だが、道重さゆみというフラッグシップを失い再び無名アイドルから再スタートすることを余儀なくされたこれからのモーニング娘。に、新メンバーの「伸びしろ」に期待してじっくり育てていくという悠長な事は言ってられないのもまた事実なのだ。段原が本命視されていた理由は、ほとんどのヲタがそういったスキル面での「即戦力」の重要性を感じていたからに他ならない。
まあ、とりあえず我々ヲタは見守り激励することしか出来ないわけで…新メンバーの嬢ちゃん達、モーニング娘。の灯を守り続けて、頑張って下さい!
あと最後にフクちゃん、予想的中おめ!w