時は来た!

約2年ぶりですか。ついに塾長がモーヲタに復帰したのでご挨拶。
思えば娘。に対する思いが急速に冷めたのは、いわゆるプラチナ期真っただ中。
別にメンバーが嫌いになったわけじゃない。むしろその逆。
過去の栄光に胡坐をかき、アイドル戦国時代とやらで急速に成長・猛追してきた同業者に対抗する素振りすら見せない事務所の、役立たずなプライドを満たすためだけにメンバーを消耗させているようにしか見えなかったあの頃。
それはもう、見ていて本当に辛かった。
トドメを刺されたのは9期メンバーの加入。「ああ、この子らもずっと陽の目を見ないまま飼い殺されていくんだろうな」と思うといたたまれなくなり、ついに10年以上続けたモーヲタから足を洗う事にした。
しかし10期メンバーの加入と道重体制の確立、シングル50枚目達成の節目を迎えた事で、モーニング娘。が明らかに変わった。
もちろん塾長が前々から批判していた、ヲタから極限まで搾取するような殿様商売は依然として変わっていない。久しぶりに見たらむしろパワーアップしているようだw
しかし塾長はそういった手法そのものを非難しているわけではない。その一方で絶対にすべきなのは新規ファンの開拓と地上波テレビなどメディアへの露出による一般知名度のアップ。これを怠ってきたから娘。ひいてはハロプロが凋落していったのではないか?逆を言えばこの両方を手際よく進めてきて現在の地位を確立したのがAKB48ではないのか?
プラチナ期に対してカラフル期とも呼ばれている今のモーニング娘。は、プラチナ期の頃に怠ってきたこれらの部分を着実に補完しようとしている。
過去の栄光はいらない。これから新しい栄光を作っていく。そんな気概に溢れる新生モーニング娘。をいつ応援するの?!今でしょ?!
…とまあ、どベタなフレーズはさておき、11年ぶりの2作連続オリコン1位を達成した53thシングル曲の紹介と、塾長なりの各メンバーの寸評をば。


道重さゆみ
1989年7月13日生まれの23歳。山口県出身のA型。加入して10年の6期メンバーにして現リーダー。イメージカラーはピンク。
結局は挫折してしまったものの、プラチナ期の時の塾長のヲタとしてのモチベーションを支えてくれたのは、当時の事務所の方針に反旗を翻してありとあらゆるバラエティ番組を戦場にし、ある時は頭からサソリや墨汁を浴びせられ、ある時は嫌われ者ランキングの常連となり、文字通り体を張ってモーニング娘。の存在が世間から抹殺される事を水際で防いでいた彼女の存在だった。
事務所の体質が変わらない限り、誰がリーダーになっても変わらないのは分かっている。しかし彼女がリーダーになったと聞いた時、「これは絶対何かが変わる!」と塾長の脳髄に激しい電流がほとばしったのも無理からぬ事。
加入以来の推しだったさゆがついにリーダーとなり、必ず風向きを変えてくれる。そんな道重体制でのモーニング娘。の活躍を見届ける事は、もはや塾長の義務である。
つーか何より、握手会で「さゆがリーダーになったから戻ってきたよ!だから頑張って!」と本人の前で宣言してしまったからにはもう後には引けない。今日も明日も明後日も未来永劫に可愛い笑顔で「頑張るね!」と言ってくれたあの握り拳を俺は信じる。

田中れいな
1989年11月11日生まれの23歳。福岡県出身のO型。加入して10年の6期メンバー。イメージカラーは水色。
5月21日の日本武道館公演をもって卒業予定。
高橋愛と共にアーティストとしてのモーニング娘。の要だった彼女の卒業は、裏を返せばそれだけ後進が育ち層が厚くなった証でもある。
塾長にとって一番思い入れのある6期生がまた一人いなくなるのは寂しいが、たなさたんが安心して卒業出来る体制作りに成功したという事実は喜ばしい限りでもある。
これから彼女はガールズバンドLoVendoЯ(ラベンダー)を率いて活動していくという事で幸いにも芸能界にはいる。今後も陰ながら娘。やリーダーを支えていってほしいのは全モーヲタの願いだ。
おつかれいな

譜久村聖(ふくむら みずき)
1996年10月30日生まれの16歳。東京都出身のO型。加入して2年の9期メンバー。イメージカラーはホットピンク。
中学生にして「団地妻」と呼ばれてしまう、むせ返るような色気と無尽蔵のハロプロ愛を武器に、事実上のサブリーダーとして娘。を支ていくべき逸材。ハロプロエッグ(研修生)上がりなので同期より経験値も高い。
かつてスマイレージに加入した前田憂佳の後釜としてしゅごキャラエッグ!の2代目アミュレットスペードに選ばれたものの、先代のイメージとはとは余りにもかけ離れた熟女フェロモンの撒き散らしっぷりに戸惑いしか感じられなかったあの頃が懐かしいが、まさかあれから彼女が娘。に選ばれるとは。
一説にはカール・ゴッチ直伝とも、ルチャ・リブレ伝統のジャーベの一種とも云われている必殺のフクムラロックで握手会に訪れたヲタを一様に震え上がらせるなど現場人気も高い、次期リーダーの最有力候補だ。

生田衣梨奈(いくた えりな)
1997年7月7日生まれの15歳。福岡県出身のA型。加入して2年の9期メンバー。イメージカラーは黄緑。
ユースケ・サンタマリア一押しのKYキャラにして、ヲタに混じって新垣里沙バスツアーに参加した事もある筋金入りのガキヲタ。
これだけでも只者ではないことは充分窺い知れるが、とにかく塾長が彼女に心酔しているのはその不思議な美貌。
黒バラで中居が三田佳子と形容したように、どこか懐かしい感じのする昭和な顔立ちの美女でありながら時代遅れに堕さない絶妙のバランス。
キャラも濃ゆいが、同等にフォトジェニック担当としても貴重な戦力である事は間違いない。

鞘師里保(さやし りほ)
1998年5月28日生まれの14歳。広島県出身のAB型。加入して2年の9期メンバー。イメージカラーは赤。
Perfumeを輩出したアクターズスクール広島で鍛えた驚愕のダンススキルのみならず、道重リーダーが溺愛してやまない愛くるしすぎるルックスと謙虚で真面目な性格、なかなか頭の回転も早い上に最近はとみに歌唱力の上達も目覚ましい、思わず「天は何物与えんねん!」と叫びたくなる、新生モーニング娘。が誇る押しも押されぬ新エース。
もちろん塾長も大好きなメンバーなのだが、他に比べると若干の物足りなさを感じるのも事実。人は彼女をダンスマシーンと呼ぶが、かつてジャイアント馬場がスーパー・ストロング・マシーンを評した「器用貧乏」にはなってほしくないところだ。

鈴木香音(すずき かのん)
1998年8月5日生まれの14歳。愛知県出身のB型。加入して2年の9期メンバー。イメージカラーは緑。
怠けているアリを排除しても必ず別のアリが怠けるという「働きアリの法則」があるように、モーニング娘。には太っているメンバーが痩せても別の誰かが太るという伝統的な法則がある。
だから彼女は彼女らしく、マイペースで行けばいい。むしろ今の状態での、多幸感に満ち満ちたこぼれ落ちそうな笑顔がたまらなく大好きだ。
元々はドリフをこよなく愛し、ペリーやカマキリなどエッジの効いたモノマネを得意とするコメディ担当だったはずだが、最近はさらに強烈な後輩が入ってきたせいか少々おとなしくなってしまった感は否めない。
もっと新ネタを!

飯窪春菜(いいくぼ はるな)
1994年11月7日生まれの18歳。東京都出身のO型。加入して1年の10期メンバー。イメージカラーはハニー色。
昔の娘。を知る人が見たら飯田圭織を想起させるビジュアルだが、実は飯田さん以上の変わり者と言える。
育ちの良さを感じさせる清楚な佇まいと礼儀正しさを持つ一方で、キモさと変態ぶりを追及したアクロバティックな立ち振る舞いも辞さない新時代のエンターティナー。
道重リーダーに思いを寄せるも常にキモがられて一蹴される構図も新鮮で、慕われることに慣れていない(?)さゆの新たな一面を引き出した功績も大きい。
王道なトークでも昨年「どや顔サミット」で今日イチの爆笑をかっさらう大殊勲を成し遂げたが、それ以来バラエティにはご無沙汰…さゆ・ももちに充分続く事の出来る逸材なだけに残念だ。

石田亜佑美(いしだ あゆみ)
1997年1月7日生まれの16歳。宮城県出身のO型。加入して1年の10期メンバー。イメージカラーは青。
人呼んでダンスマシーン2号。Dorothy Little Happyのバックダンサーで鍛えたダンススキルは、ストロングマシーン2号のトップロープ越えトペスイシーダばりにキレッキレ!鞘師だけで満足せず、高水準な技術を持つ人材を矢継ぎ早に投入する姿勢に、珍しく事務所の「本気」を感じた。
ダンスに隠れがちだが歌も上手く、性格も真面目な娘。の良心。最近はグッと大人っぽく綺麗になってきて、特に推しというわけではないのに集合写真を見ると真っ先に彼女を探してしまう。
初の東北出身者の加入は、東北だけでなく娘。自体の復興のシンボライズとなるか。

佐藤優樹(さとう まさき)
1999年5月7日生まれの13歳。北海道出身のA型。加入して1年の10期メンバー。イメージカラーはエメラルドグリーン。
そもそもはビジュアルを評価されて合格、絶対音感を持つなど天性の音楽的センスを持つと言われていたが、今となってはどーでもいい。
まーちゃんの魅力、いや恐ろしさを表現する文章能力は残念ながら持ち合わせていない。いや既に人知を超えた領域に達してしまったまーちゃんを語るには、日本語どころか平田篤胤の「仙境異聞」などで見られる神代文字でも足りるか怪しい。
とにかく動いているまーちゃんを見よ。ブログを読め。意味が分からなくてもいい。理解出来る者など現世に一人もいない。
Don't think feel。ただ、まーちゃんの御姿にポクポクせよ。
ボンッバンッボンッバンッボンッバンバン!

工藤遥(くどう はるか)
1999年10月27日生まれの13歳。埼玉県出身のA型。加入して1年の10期メンバー。イメージカラーはオレンジ。
ヲタをやめている頃、10期メンバーとして彼女がエッグから昇格したと風の噂で聞いた時、「寺田の野郎、そんなに俺をヲタに戻したいか!」と憤慨した程の超ドストライクな人材。
あのジャニーズと韓流アイドルしか反応しない「いいとも」の客が思わず「可愛い〜」と歓声を上げた程のゲロキャワなルックスの裏に秘められた、荒神の如き魂と天龍源一郎ばりのハスキーボイス…誰が呼んだか、ついた渾名は「軍用チワワ」。
エッグ上がりだけあって実戦経験も申し分なく、分かり易く的確なコメント力や「ステーシーズ」で見せた達者すぎる名演技も溜息が漏れるばかり。
そんな彼女の娘。での主な仕事がまーちゃんのお守と通訳というあたりが、モーニング娘。という集合体の奥深さを感じさせるではないかw

小田さくら(おだ さくら)
1999年03月12日生まれの14歳。神奈川県出身のA型。去年の9月に加入したばかりの11期メンバー。イメージカラーはラベンダー。
歌姫オーディションの冠は伊達じゃなかった。先に述べた「田中れいなが安心して卒業出来る体制作り」に最も貢献したのは、実は最も新参である彼女の存在。
ハロプロ研修生で鍛えた歌唱スキルもさることながら、コメントや考えもしっかりしていて、後輩ながらまーちゃんの面倒も見れるとてもいい子w
キャラの確立などはまだこれから。もうすぐ12期も入ってくるし、無限の可能性を秘めたモーニング娘。の未来は明るいと信じよう!


塾長は今のところ出戻りの「ハロヲタ研修生」ですので、まだまだ今の娘。について知らないところもたくさんあると思います。なので今後コメントなどでご教授いただければ幸いでございます。
あとヲタ復帰したとはいえ、以前のような更新頻度に戻るわけではないので、そこらへんはあしからずw
でもプロレスや特撮関連も合わせ、これからもう少し更新していこうと思ってますのでよろしくお願いします。

こちらは先の53thシングルのもう一曲。
全盛期に優るとも劣らない個性的なメンバーだけでなく、今の娘。は楽曲レベルやパフォーマンスも熱い!
そのあたりは我が同志である俳句作家・青島玄武氏のブログ「カルバートン・スミスの告白」に詳しいのでそちらもどうぞ!
http://ameblo.jp/sibarouma/