めちゃイタ!


めちゃイケ」にさゆ!
この御時世に現メンがめちゃイケに出演することの重みは、ヲタ歴が長ければ長いほど心に染みる。
この番組に再出演し爆笑という名の雪辱を果たす事はある意味、現メン全てが目指すべきゴールの一つではないだろうか?
今回のさゆは、うさちゃん縛りに肩出しワキパイパイ全開というV2アサルトバスターガンダムばりの最強形態。この番組に対する意気込みの程が感じられる。


最近では出る番組の性質上あまりアピールする機会のなかった「可愛い」路線を今までにないテンションでグイグイ押しまくる!
恐らくナイナイには遠慮なく暴れろ的なアドバイスを受けてるのだろう、ハッキリ言ってこのハイテンションぶりには驚かされた。龍原砲のサンドイッチ延髄斬りで失神したスタン・ハンセンが目覚めた後のような迫力!
そしてそれに対する、岡村のイジり方というかさゆに対してのスタンスが、余りにも期待通りだったので最高だった。


逆に考えれば、「自分イタいな」という最大の賛辞にして、一般視聴者の心情を端的に代弁したツッコミを活かすがゆえの暴走かもしれない。
うさちゃんピースに代わる新ポーズとやらのネタ切れのくだりといい、イタくなるのもグダるのも躊躇なくテッテ的にやるという、有刺鉄線に突っ込んだり本部の長椅子にダイブしたりするサブゥーのような思い切りの良さが、さゆがバラエティで成功した要因だと思えてならない。
これからはサユゥーと呼ばせてくれ!

恐らくは興味関心どころか、昔共演した時の印象すら全く無いであろう、かつての「娘。の兄貴分」の心に楔を打ち込むのもまた今回課せられたさゆの使命の一つだが、最後の「芸能界やめるか?!」に代表される、容赦ないツッコミが彼なりの回答だったと思いたい。

うさちゃんピースはポーズ自体は昔からあったものの、個人が「商標登録」したのはさゆが初めてのはず。
だが周知の通り、娘。がメディアから消えた事によりその功績は事実上、闇に葬られたと言っていい。
最近は特に、充分なメディア露出を展開する他のアイドルやタレントが頻繁に使い始めた事により、さゆが後発だと思っている一般人は決して少なくないだろう。
それについては本人も忸怩たる思いを抱いていたであろうが、ストレートに「元祖は私」と感情を露にせず、既に日本中で流行っていると豪語するなどイタさという名のオブラートに包み、元祖のプライドをさり気なくアピールするしたたかさは特筆すべきではないかと個人的に思う。


当代きっての人気若手女優陣をことごとく格下扱いする大胆さもまた、彼女らがブレイクする前から「私が一番可愛い」と訴え続けてきたプライドの成せる業か。
まあ個人的には、2位は鈴木愛理だと思う…w

美の女神も嫉妬する奇跡の御影が刻まれた聖典の表紙が、ゴールデンに映し出された!
幸いにも水着ということで、下世話な興味も引くしなかなかの宣伝になったのではないか。


録画したやつの前後をカットしたらわずか4分という短い出演時間であったが、中身が濃く充分持ち味を出せた愛のある扱いであった。
これをステップに、ゆくゆくは新生・岡女をお願いしますよ中嶋P片岡飛鳥…。