戦う!さんま御殿


いや、ようやった!
こんなもんね、ハンセンやらブロディやらホーガンやらブッチャーやらシンやらがひしめくバトルロイヤルのリング上に、昨日ヤングライオン杯を勝ち抜いた若手が放り込まれるようなもんですよ。
そんな状況の中でここまでやれれば上出来だよ。出れただけでも凄いのに。
確かに収録ではどれだけ喋ったかは分からんが、だいぶ編集でも優遇されてるはず。相当の尺を占有していたように思う。
ロンハー同様、スタッフの期待も高いとみたね。「さんまとラジオで共演」という威光があったにしてもだ。
何より、そのさんまが優しかったな。
VTR中の「これ道重やん!」や、さりげない親方呼ばわりなど、さゆの個性や魅力を皆に知ってもらいたいという親心にも似た愛情をヒシヒシと感じた。
以前ハロプロに関わる大人はロクなのがいないと書いたことがあるが前言撤回。こないだの「ごきげんよう」じゃないけど、世の中捨てたもんじゃないです。
今回さゆとダブルJはそんな大師匠の期待に見事応えたわけだが、例によって厳しい事も少々…。

先日の日記じゃないが「ガンガンい」くあまり冷静さを欠き、大魔王にひのきの棒で殴りかかってしまった感のあるダブルJ。
意気込みは買うが、熱くなりすぎてナニ言ってるかヲタでも聞き取れないようでは余りにも勿体ないよ!
さすがのさんまも、カタコトつながりでパジャマという安牌に逃げる他はなかったようだし。
くどいようだがイスの背もたれに背中をつけない若手芸人ばりにガツガツ前に行く姿勢は素晴らしいので、その意気はそのままにもう少し日本語を上達させようぜ。

ダブルJのコントロール技術に難のあるさゆが今回取った行動は、自分のキャラを活かしたヒール役を徹底的に演じ、ダブルJとの対比を浮き彫りにすることだった。「女の友情崩壊」というトークテーマにも合致した戦略。
その狙いは充分成功したと思うし、その事により外見的にも似た二人をあえてチョイスした意味も明確になった。
だがダブルJの敵に回ると同時に、熱くなるあまりカタコトを通り越した喋りを展開する彼女の通訳すら出来ない立ち位置に回る事にもなってしまったのは誤算だったと思う。
コンサートのMCでよく見られるダブルJと小春のケンカ芸は面白いが、それはミツ姐が間に入ってフォローや仲裁・通訳をしてくれるからこそ。
今後こういう対立アングルを敷く場合は、何とかレフェリー役をもう一人ねじ込んでほしいものだ。
あと欲を言えばさんまの親方発言を拾ってほしかったけど、あまりにもさりげなさ過ぎて他の共演者も拾えなかったのだから止む無しか。YOUねえさんでも拾えないものは今のさゆじゃあムリだよなw


まあ良かったところも悪かったところも含め、今回の経験は二人の血となり肉となっているはず。
今のハロプロメンバーに必要なのは一にも二にもこういった経験という事です。