カブキの初代テーマ

さて、くだんのマガジン最新号にて、前回の「昭和プロレス秘密集会」で発表させていただいたザ・グレート・カブキの初代テーマ曲の情報をついに解禁いたします。
あれからちょうど半年経ったし、今回特集する時期もちょうどカブキが凱旋帰国した年と合致してるので今が最良のタイミングであると判断した為です。
詳しくは誌面で…と言いたいところですが、イベントで引っ張ってさらにマガジンで引っ張るのもあんまりかなと思うんで、このネタのみ当塾にて先行解禁!

まずカブキのテーマといえば、なんと言ってもこれが有名ですね。
歌舞伎囃子と、映画「ドッグファイト」のサントラから「ヤンキー・ステイション」という曲を繋ぎ合せて一つの曲に仕上げているわけです(厳密に言うと、同じレコードの別の曲も部分的に入っていたりするんですが)。

そして問題はこの曲。
先ほどの「ヤンキー・ステイション」はカブキが凱旋帰国した昭和58年のエキサイトシリーズ名古屋大会のタイガー・ジェット・シン戦で初使用されて以来、長年に渡ってカブキの代名詞となるのですが、開幕戦の後楽園大会におけるジム・デュラン戦と清水大会における鶴見五郎戦のみ、この「初代テーマ」が使われているのです。
この「初代テーマ」の出典がマニアの間で長らく謎となっていたわけですが、この度ついに判明。
日本のハードロックバンドBOWWOWのアルバム「ASIAN VOLCANO」より、「GET OUT OF MY LIFE」
会場ではイントロを最低2回リピートさせているのは確認出来ますが、当然日本テレビに当時の音源は残っていないので続きがどうなっているかは不明。恐らくはイントロを何回もリピートさせたままフェードアウトさせているのではないかと思われます。
それにしてもBOWWOWはかなり有名なバンドだし、テーマ曲としての使用歴も幾つかあるのに今の今まで判明しなかったのは、この曲がアメリカからの持込み(=日本未発売)という説が根強く誰も邦楽だとは思わなかったためでしょうな…実際塾長もこればっかりは探すのあきらめてましたからw
これを発見したのもたまたまBOWWOWディスコグラフィを漁ってたら偶然ぶつかっただけ。本当にラッキーパンチだったというわけです。
さてさて。
次回の8・24「昭和プロレス秘密集会PART2」でも、前回のカブキに優るとも劣らない大ネタを用意しております!
ヒントは「昭和末期の新日系」…ここらへんの時期で謎モノってえと限られてきますが、コメントでの質問は勘弁して下さいませw