藤原&アティサノエの曲がついに判明!

今年は新日本プロレスが創立40周年(全日本もだけど)という事で、キングレコードから記念アルバムが出るみたいですね。
てなわけで我がコブラ塾からもご祝儀がわりに(?)つい最近判明した、長年謎だった新日系のテーマ曲を紹介します。
まずはテロリスト時代の藤原喜明が「ブレス・オブ・ナイト」以前に使っていた、恐らくは藤原のレスラー人生においても初のテーマ曲がついに判明!

ヒロシマなる在米日系人によるフュージョンバンドの「THIRD GENERATION」収録の「We are」。
使用が確認できるのはテロリスト事件の翌週、蔵前大会における因縁の浜口戦と、次のビッグファイトシリーズ開幕戦綾瀬大会の長州戦のみ。そこで聞けるフレーズは曲が始まってから約2分20秒の箇所からなので、前半をカットして流されているのは間違い無いが、入場シーン自体が途中からなので編集点は残念ながら分からない。
これらの試合はサムライ!TVの「闘いのワンダーランド」でもテレ朝チャンネルの「ワールドプロレスリングラシックス」でも未放映なので映像自体残っていない可能性が高い…何とかフルで見たいな〜。
この後は御承知のように、正規軍対維新軍の5対5勝ち抜き戦で「ブレス・オブ・ナイト」に変わり、さらにUWF旗揚げシリーズ最終戦の前田戦から現在でも代名詞になっている「ワルキューレの騎行」が使われ始め定着していくという流れやね。


続いて、小錦の実兄アノアロ・アティサノエのテーマはケヴィン・ピークの「LIFE AND OTHER GAMES」収録の「Hey joe」。
ケヴィン・ピークは同時期に高田伸彦(当時)が使っていた「疾風のライダー」のアーティスト。某リストサイトでは「ケビン・イヤーズ」となっていたけど、イヤーズではなくピークだったというわけ。
YouTubeに無かったのでお聞かせ出来ないのが残念…廃盤かどうかは分からないけど、欲しい人は各自頑張って下さいw


これで昭和時代にアントニオ猪木異種格闘技戦を行った格闘家のテーマは、ルスカなどテーマ曲とは言い難いマーチ曲のたぐい以外は全て判明した事になります。
とりあえずざっと紹介するので、それぞれの詳細は昭和プロレスマガジンのバックナンバーを参照して下さい(商売上手!)。


モハメド・アリ「LIGHT AT THE END OF THE TUNNEL」

これのみマガジンで未発表なのでちょっと詳しく。
ダイナマイト・キッドのテーマでおなじみビリー・コブハムの「A FUNKY THIDE OF SINGS」に収録。実際に会場で流れたのは約20秒の箇所から。出だしが凄くカッコいいのになんか勿体ないような。
猪木との世紀の一戦で使われた曲で、実況ではアリを讃える曲と言われていたが、実際は他のテーマ曲同様「ありもの」だったわけですね。だがこの時は猪木ですら特定のテーマ曲が無かった頃なので、テーマ曲が与えられただけでも破格の扱いだったという事だろう。まあアリだから当然なんだが。
アリが猪木に炎のファイターをプレゼントしたという有名な逸話から、それまでは原曲のアリ・ボンバイエがアリの入場テーマとして使われていたと認識している人が意外と多いが、アリ・ボンバイエはあくまでアリの自伝映画の主題曲であって、入場で使われたという事実は確認されていない。
ちなみに、このアルバムには現在新日マットにおいて唯一確認されているストロング小林のテーマ「PANHANDLER」、武道館の猪木対モンスターマン戦を中継した水曜スペシャルのオープニング曲「SORCERY」も収録されているので大変お得です!


ザ・モンスターマン(武道館)「You Can't Even Walk In The Park」

ネイルデスマッチの時の上田馬之助もこの曲でした。


チャック・ウエップナー「GONNA FLY NOW」

ロッキーのモデルにもなった御仁にオリジナルではなくコレを流すという、ファーガソンヲタがいると噂される(?)テレビ朝日スタッフの面目躍如!w


ザ・モンスターマン(福岡)「Magnum Force」

パット・パターソンやバディ・ローズに使われた時はちょこっと編集されてました。


ミスターX「LED BOOTS」

実はモンゴリアン・ストンパーより早く使用しているw


レフトフック・デイトン「Struttin'」

リストサイトではアニバルのテーマとなっているが、映像で確認出来たのはこちら。


キム・クロケイド「FROM JUPITER WITH LOVE」

鉄人ルー・テーズ最後のテーマ曲と同じアルバムに入ってます。


ウイリー・ウイリアムス「CHAMELEON」

ミスター・テーマ曲ファーガソンの代表曲でもあります。